京都流議定書2011

京都流議定書2011イベントレポート
輝く人づくりと素晴らしき経営の実現を目指して

出演:
高野 登氏(人とホスピタリティ研究所 所長)
平田大一氏(沖縄県文化観光スポーツ部 部長)
大久保寛司氏 (人と経営研究所所長)

冒頭、大久保寛司氏よりご紹介がありました。


半田真仁氏
「福島ひまわり里親プロジェクト」で被災地支援。
ひまわりが放射性物質を吸収することは、チェルノブイリでも実証されている。いつか福島にひまわりを植えられる日がくるまで、このプロジェクトを通じて福島と全国の人々を繋ぎたい。そして、福島のことを私達は忘れていないというメッセージをぜひ発信して欲しい。
「たとえひまわりを植えられない地域の方でも、被災地へのメッセージをいただければ、それが復興に向けて大きな励みになります」


原伸介氏
被災地では、目に見えるところに支援が集中する。 「だからこそ、自分は目に見えない放射能に苦しめられている福島を応援したいと思った」 自分に放射能を止めること技術は無いけれど、その技術を持つ人々を応援することはできる。 「福島原発暴発阻止行動プロジェクト」は、60歳以上の退役した元技術が集まり、次の世代に負の遺産を残さないために最も危険な場所で命を懸けて作業にあたろうとする有志によるプロジェクト。このプロジェクトに応募した元技術者の数は今日現在で400名を超えている。これだけの人が自ら志願してくる国は他に無い。「ぜひこういったプロジェクトの存在を知り、その方々へ応援の声を届けて欲しい」


はせがわゆき氏
“スターリィマン”
「画家の父が描いた絵に、母が詩を紡ぎ、私が伝える活動をしています。」 絵も、詩も、朗読も、まるで五感に語りかけるように聴く者の心に触れます。 限られた時間でご披露いただきましたが、その短い間に多くの感情の逡巡があり、新鮮で、でも懐かしく、あたたかい、不思議な感覚でした。

大久保寛司氏は言われます。 「輝くためには、多くの輝いている人に出会うこと」

さて、進行は進み、観客からの質問に高野登氏、平田大一氏に応答いただきます。

(以下、一部抜粋)
大久保氏「“肝高の阿麻和利”はメジャーデビューしないのでしょうか?」
平田氏 「(メジャーデビュー)する必要がないと思っています。地域という原点があり、子どもたちが地域に目を向けて活動をすることがコンセプトなので」

大久保氏「異なる価値観を持つ人たちを、どうまとめていけばよいのでしょう?」
平田氏 「まとめないこと、だと思います。人づくりをするよりも、自分自身が成長すること。その背中でもって若い世代がついてくるのではないかと」

大久保氏「京都に開業予定のザ・リッツ・カールトンについて。京都らしさを意識するのでしょうか?」
高野氏 「どこに開業するときも同じです。地域の人にどこまで支えてもらえるようにしていくかは、京都でも沖縄でもドバイでも同様のこと。地域での楽しさ。京都でしか体現できないものなど、地域ごとに特色がでるので、おもしろい」

大久保氏「“気づき”感覚を養うにはどうするか?」
高野氏 「日頃から“気づく”ことをするかしないかで、意識はちがってくるのでは」
平田氏 「褒めだし7、駄目だし3。駄目だしで指摘することは簡単だが、褒めるところを探すのは意外と大変」
褒める、という行為は自信がつくだけでなく、その人にとって「それで良いんだ」というGOサインとして迷いを払拭し背中を押してあげる行為なのかもしれません。

最後に、
大久保氏「輝く人づくり。基本は何でしょうか?」
高野氏 「大久保さんの本(『考えてみる』)を読むこと」
平田氏 「輝くサイクルをつくること。つまり、人事、キャスティング。この子だったら、という期待。期待が大事だと思います」

大久保氏「輝くものを人は誰でも持っている。“人”に焦点をあてつづけることが大切」

ひとりひとりが輝くこと。 ひとりひとりが成長すること。 ひとりひとりが主役になること。

(文責:浦山)

働く人の心(人間力)を育てる・会場風景 働く人の心(人間力)を育てる・会場風景


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