京都流議定書2012

京都流議定書とは

 京都の暮らしの中には本来、伝統文化、伝統産業、祭りや行事など、それぞ れから影響を受けた教えが根付いていました。戦後、日本は、その本来の良さ や引き継がれて来た強みを置き去りにし、米国をモデルとして奇跡的な発展を 遂げ、世界第二位の経済大国に成長してきました。

 ところがバブル経済崩壊後、失われた20年と言われる時代を経験し、漸く 出口が見えかけた頃には、サブプライム問題の発生から、世界同時不況に見舞 われました。

 そして、今やGDPで中国に抜かれ、今後さらに、人口減少、高齢化社会と いう他の国が経験した事のない時代に、向かっております。 日本は、今まで追 いかけて来た規模の拡大や効率化を求めた価値観を見直し、本来の強みや良さ を再発見し、独自の価値観を再構築していかなければ、このままどんどん埋没 していくのではないかと思います。

京都流議定書2011 講演会

▲京都流議定書2011 講演会

▲京都流議定書2011 ワークショップ

 特に2011年3月11日に発生した東日本大震災では、多大な被害を受けましたが、これを元の価値観で経済復興させるのではなく、今まで置き去りにして来た、心の豊かさや思いやり、生命力、人間力を重要視した価値観に大転換していかなければならないと思います。

 逆に、その発想の転換を行なう事ができれば、日本の強みや価値観は、世界に向けて発信していけるものになると思います。 京都流議定書イベントでは、日本の縮図とも言える京都を研究し、その資産を分析し、その強みを皆で再認識していく事を目指します。

 そしてその上で、それぞれが縦割りで動いている事柄を、草の根的にオール京都で結集させ、新たな価値創造を行ない、京都から日本を変え、日本独自の価値観を世界に発信していく事を目指して参ります。今後の日本を救う大きな可能性と役割がある京都において、毎年7月に開催して参ります。

 

▲京都流議定書2011 ワークショップ

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